お大師様・弘法大師誕生会2
先日に続いてその他の掛け軸を紹介しよう。
玄関を入って右には黒い土壁で作った小さな床がある。
まずは夏らしく
小川 芋銭(おがわ うせん、本名:小川茂吉、
1868年3月11日(慶応4年2月18日) – 1938年(昭和13年)12月17日)は、日本の画家。
19世紀から20世紀前半にかけて活躍した日本の日本画家である。
この幅は絹本に描かれていて表層もなかなかいい。軸先も牙軸である。
この掛け軸の作者はあまり知らないが無仏居士と言って徳島の方らしい。
これもまた、今ではなかなか出来ない揉紙を使用した綺麗な三段表装である。
この偏額は出光産業の創始者、出光佐三の書である。実は私のお寺の昔の役員で
日田重太郎という大庄屋の御主人がいた。若きころの佐三が出光を立ち上げたいと
言った時にその全額を出資したのがこの重太郎翁である。この方のお墓が私の寺の
境内にあるゆえ今でも出光の社員の方々はお参りにみえてくださる。
佐三氏は「私は書家ではないので印は押さない。」と言っていたようで印のある書は
見たことが無い。
- 2011年06月20日
- 水墨画
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